天才!

米大リーグ、マリナーズイチロー外野手(三〇)=本名・鈴木一朗=が二十六日、シアトルのセーフコ・フィールドで行われたロイヤルズ戦で米大リーグ史上初となる新人から四年連続のシーズン200安打を達成した。快挙まであと「1」としていたイチローは四打席凡退の後、九回の第五打席で中堅右に7号本塁打を放った。
イチローは大リーグ一年目の二〇〇一年に242安打を放ち、打率・350で首位打者のタイトルを獲得。〇二年は208、昨年も212安打を記録したが、出場125試合目での大台到達は四年間で最速となった。
一九〇〇年以降の近代野球で200安打を四年連続以上マークした選手はイチローが九人目。通算回数の最多は、4256安打の大リーグ通算最多安打記録をもつピート・ローズ(レッズなど)の十度。
マリナーズは今季あと三十六試合を残しており、ジョージ・シスラーが一九二〇年にマークしたシーズン最多安打の257本の更新に期待がかかる。

記録=スーパーヒーローではないというのは、サッカーの場合特にそうだし、記録のスポーツ野球にしても、王貞治長嶋茂雄の比較でも明らかだ。イチローに関しても、日本でプレーしていたときから、あまりにも簡単に何事もなく記録を更新していくので、“史上初!”といわれても、なんだか当たり前のような気すらするので、偉業を達成した感が薄い。しかし、凄い。凄すぎる!間違いなく本物の天才なのだ。