NHK 土曜インタビュー:能楽・大鼓奏者…大倉正之助

こういう番組は、民放じゃなかなか見られないので、やっぱりNHKの存在意義というものはあるのだ。ただ、視聴率はそんなに取れないだろう。ということは、NHKの番組制作には、少数のニーズを満足させるために、受信料を集めているということにもなる。多数の意見が反映されているとは思えないし。もちろんそれでよし、と思うのだが、そうだとしたら、運営に関しては視聴者の納得のいくやり方にしなければいけない。それはつまり金の動きってことになるわけだが。
「間に想いを込める」日本人には大切だった。音を出すより、出す前の準備=コミ=間=祈り、が重要。何事においても、そういう時間を失いつつある。考えさせられる。大鼓は、囃子の指揮者。声がものすごく重要だということに気づく。