UEFA CHAMPIONS LEAGUE:ミラン vs PSV

2-0[1-0,1-0]シェフチェンコトマソン
やはり実力差は明らかにあるようだ。前半の最初のうちこそミランのエリア内に入り込めたPSVだが、しだいにチャンスはほとんど作れなくなる。エリア外からいいシュートは何本かあったが、いずれもジーダの正面に飛ぶ。ほとんどスタムがシュートコースを塞いでいるのだ。だからジーダはその空いたところにポジショニングしていると、正面でシュートを処理できる。そして、ジーダがはじくような強烈なシュートはついに放てなかった。アンチェロッティは、1-0で勝利を狙うことにすると、ピルロを下げてアンブロジーニを投入するという手堅さ。クレスポに代わって入ったトマソンも、意識は前線からの守備にあるのは明らか。だが、それがまた功を奏してしまう。まさにロスタイムに入ったところで、トマソンPSVのエリア近くでボールをカット。そのまま横に繋いでエリア内に侵入。シェフのシュートをGKゴメスがはじくと、ボールはトマソンの足元に転がった。PSVはホームで3点取れるだろうか?失点をせずにいられるだろうか?大方の予想通りミランの決勝進出が濃厚になった。