プレミア:アーセナル vs チェルシー

0-2[0-1,0-1]ロッベンジョー・コール
結果的にはチェルシーの完勝だが、試合は非常に激しい見応えのあるものだった。特に、前半20分過ぎからのアーセナルの攻勢には、この試合を落としたらプレミアもお終いだ!くらいの迫力があった。そして、実際にゴールネットを揺らした。だが……オフサイド。アンリはオフサイドだったけど、ファン・ベルシ(だったかな?)はセーフだったように見えたけどなあ。とにかく際どかった。アンリがゴールの方に向き直らなければ得点は認められたのではないかなあ。逆に、ロッベンのゴールは、オフサイドでもいいんじゃないの?という際どいものだった。それでも難しいシュートを落ちついて決めたし、文句はつけられないとは思うが。しかし、試合を決したのは、やはりディフェンス力だ。チェルシーは、本当にディフェンスが強い。マケレレが戻ってきて、ここ数試合の不安定さは解消された。あとは、ゴールを待つばかり。そこで、復帰はさらに先になるアシュリー・コールの代わりに左サイドバックに入っているローレンがやってしまった。完璧にトラップミス。それを絶好調ジョー・コールが見逃すはずがない。一人で持ち込んで、キャンベルのカバーリングのタックルより一瞬早く強烈なシュートを決めた。これでとどめ。そのゴールの直前に、ベルカンプ、ピレスを投入して超攻撃型にはしていたものの、総力を挙げてディフェンスに入ったチェルシーからゴールを奪うことはできなかった。チーム力アップに潤沢な資金を投入するチェルシー。一方、世界有数のビッグクラブのくせに、金をケチるアーセナル。やはり、ヨーロッパで戦うためには、2チーム分くらいの選手はどうしても必要なのだ。そして、ターン・オーバー制も。選手もそれを理解すべきだ。常時出場を目指すなら、そうできるチームを選ぶ、ということだろう。