ヒストリー・オブ・UEFAヨーロッパ選手権/octagon

ヒストリー・オブ・UEFAヨーロッパ選手権 [DVD]
1960年の第1回大会から、昨年の第12回ポルトガル大会まで、すべての大会のハイライトを網羅している。トータル・タイムは197分。各大会で活躍した選手のインタビューも交えて、大会記録を追いかける形で作られている。淡々とヨーロッパ選手権の歴史を紹介するドキュメンタリーであって、有名選手紹介とかスーパープレー特集的なところはない。なので、少々退屈なところもある。一気に見るにはちょいと長いので、日をずらして3回に分けて見た。見終わってあらためて感じたのは、ヨーロッパ最強はドイツだ、ということ。ワールドカップだ、ユーロだ、と本大会になると、ドイツ(西ドイツ時代も含む)は、必ずいいところまでやってくる。そして、実際にヨーロッパ選手権の決勝には5回も進出し、3回も優勝しているのだ。いや、もう、本当にどの時代であっても、すさまじい勝負に対する執念を感じる。それに比べて、イングランドやイタリアは、こういう"ヒストリー"の中では、意外と印象が薄い。名勝負は演じてはいるものの、結果が出ていない、ということがよくわかる。