モーツァルト

生誕250年(1756年生まれ)。ポール・マッカートニーを長年無視してきたように、モーツァルトもほとんど聴かずにきた。ここに来て、ポールの偉大さにあらためて圧倒されている今日この頃、モーツァルトにも触れておくべきかなあ。以前、CXの『マエストロ』という大作曲家を取り上げる深夜番組で、ワーグナーモーツァルトの回の脚本を担当した。書くに当たって、個人的に音大の先生のレクチャーを2時間ばかり受けなければならなかった。ワーグナーの方はかなり克明に覚えているのだが、モーツァルトの方はほとんど記憶がない。どんな内容を書いたのかさえ定かでないのだ。さらに言えば、没後200年(1991年/1791年没)のときも、CM関係の仕事で脚本を書いた覚えがある。それなのに、モーツァルトをほとんどまともに聴いてこなかったのだから、我ながらあきれてしまう。モーツァルト的なもの、ポール的なものに対する偏見がたしかにあったのだろう。基本的に"天才好き"なんだけどなあ。