SERIE A:レッチェ vs インテル

suzukatz2006-01-30

0-2[0-0,0-2]フィーゴスタンコヴィッチ
最下位のレッチェは、ホームにもかかわらず、最初から引き分け狙い。とにかく失点しないことだけに集中している。ボールは、もちろんインテルがずっと支配している。だが、相手の危険ゾーンにはなかなか入り込めない。こういうときは、セットプレーからの得点が期待されるのだが、いい位置でのFKもうまく取れない。前半は、まんまとレッチェの戦術にはまって0-0。後半になっても試合展開はかわらない。攻撃にも変化が見えない。唯一、スタンコとポジションチェンジをしながら、フィーゴが突破を試みる。こういうとき、オバオバの不在が響く。トップのスピードの変化がつかないのだ。また、レコバさがいないのも同様に痛い。思いもかけぬタイミングでシュートを打つ選手がいないのだ。いい形になってようやくシュート、というのでは、どうしてもGKにも準備時間を与えてしまうため、好セーブを呼んでしまう。インテル戦で相手GKの活躍が目立つのは、観客も含めて、シュート!と思うタイミングで、インテルの攻撃陣がシュートを打つことが多いからかもしれない。意外なシュートが少ないのだ。それでも、どうにか左サイドをこじあけ、フィーゴが叩き込んでくれたのが71分。これでいやなムードは断ち切れた、かと思ったらそうはいかない。レッチェのなんでもないFKを、セーザルがキャッチミス。危うく同点に追いつかれるところだった。その後、レッチェに退場者も出て、再びボールを支配したが、もうひとつ安定しない。パスを回しているのだが、余裕が感じられなかった。ロスタイムは5分。長いなあ、と感じたが、すべてをスタンコの一発が消し去った。もっと早くに決めてくれよ〜。前半にもチャンスがあったのを、いつものように外していたからなあ。でも、これでスタンコに決定力が戻れば、それでよし。しかし、ユーヴェは負けないなあ。アスコリ相手に3-1。