FA CUP準決勝:チェルシー vs リバプール

1-2[0-1,1-1]ドログバ/リーセ(FK)、ガルシア
事実上の決勝戦。とにかくリバプールの執念のディフェンスが素晴らしかった。得点は両チームともミス絡みではあったが、白熱した好ゲームだった。あえて言えば、モウリーニョの選んだ先発オーダーに失敗があったのではないだろうか。ロッベンジョー・コールを温存し、サイドからの攻撃がまったくできなかったので、クレスポドログバの2トップを生かすことはできなかった。必然的に左サイドへ出ることになったランパードより、マケレレがセンターいい位置でボールを扱うことが多く、決定的な展開を作ることができなかった。モウリーニョの考えとしては、前半はディフェンシヴに行って、後半フレッシュなサイドプレーヤーを投入することで、一気に決着をつけるつもりだったのではないか。しかし、壁の隙間から抜けてしまったリーセのFK、テリーが引き出されたあとのカバーミスをついたガルシアの得点によって、2点先行されてしまっては、どうにもならない。ロッベンジョー・コール、ダフを後半に投入したが、1点届かず。ジョー・コールの最後のチャンスは決めなければいけない場面だっただろうが、最初から出していればもっと違った展開になっただろう。それにしても、リバプールはよく守った。