SERIE A

セリエA、11日に再開 昼のみ、無観客試合
2007年02月08日10時21分

 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)で暴動が起き警察官が死亡した事件で、イタリア政府は7日閣議を開き、(1)安全基準を満たしていない競技場は無観客試合とする(2)当面、試合は昼のみ――などの安全策を、政令や法案などで規制することを決めた。これを受け、イタリア・サッカー協会は今週末からの公式戦再開を決めた。イタリア紙によると、2部(セリエB)は10日から、セリエAは11日に再開の見通し。

 ミニーティ内務次官は会見で「例外は一切認めない」と、強い姿勢を示した。ほかの対策として、暴力の温床といわれている、アウエーのファンによる入場券のまとめ買いの禁止や、過激なファンの入場を阻止できる項目なども含まれている。

 政府は一昨年に、監視カメラや自動改札機設置などの安全基準を法定化した。だが守っていない競技場がほとんどで、法務省高官は「基準を満たしているのは五つだけ」と語っていた。今回の政令はこの安全基準を守らせるために、あらためて強制力を発動したといえる。

 閣議決定に対し「厳しい措置に満足している」(元検事のディピエトロ建設相)、「観客なしなんてサッカーじゃない。試合をやめた方がいい」(ベルルスコーニ前首相が党首のフォルツァ・イタリア議員)など、賛否の意見が出ている。(共同)(asahi.com

なんだか連帯責任みたいでイヤだな。