ファントム

大沢たかお、怪人になる ミュージカル初挑戦

 映画俳優の大沢たかお(39)が来年1月、ミュージカルに初挑戦することが5日、分かった。名作古典「オペラ座の怪人」を原作にした「ファントム」(来年1月中旬、大阪・梅田芸術劇場から開幕)で、椎名桔平主演「レインマン」、山本耕史主演「ヘドウィグ&アングリー・インチ」の人気演出家・鈴木勝秀さんとのコンビで怪人役に挑む。大沢は「しっかり準備をしてベストな状態で舞台に臨みたい」と意欲を見せている。

 松嶋菜々子の恋人役を演じた「眉山」(5月12日公開)、アクション大作「ミッドナイト・イーグル」(12月公開)、今後は「天国で君に逢えたら」(夏公開)の撮影と映画出演が立て続けの大沢が次のステージに選んだのはミュージカルだ。

 「ファントム」(脚本アーサー・コピット、作詞・作曲モーリー・イェストン)は仏小説家ガストン・ルルーが1911年に発表した怪奇小説オペラ座の怪人」が原作。オペラ座に住む仮面をかぶった怪人が美女に恋する物語。

 劇団四季のミュージカルや2005年の米映画で知られるアンドリュー・ロイド=ウェーバー版では語られなかったファントムの人間像に迫っているのが特徴だ。

 演出は話題作を数多く手がける鈴木勝秀さん。04年11月の「Defiled―ディファイルド―」でコンビを組んだ大沢を怪人役に指名。新しいことにチャレンジしたいという大沢も、これに応えた。

 舞台は3度の経験がある大沢だが、「舞台は4年ぶり。ミュージカルという新境地への挑戦です」。劇中では8曲歌うことになっており、「自分自身にとって非常に高いハードルになりますが、直接観客の方と接する貴重な機会です。しっかり準備をしてベストな状態で舞台に臨みたいと思います」と話している。

 大沢=怪人は意外な組み合わせ。ファントムといえば、醜さを隠す仮面が欠かせないアイテムだが、演出は未定。鈴木さんは「ファントムは悲しいほど愛を追い求める、子供のように純粋な心を持つ男。誰の心にもある、愛を求める心を、デフォルメして表現したいと思っております」。大沢は気鋭の鈴木氏と怪人像を覆す作品を見せてくれそうだ。公演は大阪、愛知、東京(青山劇場)と続く。

 ◆「ファントム」 「オペラ座の怪人」のミュージカル化を初めて発案したのがコピットとイェストンのコンビ。醜い顔を持ったファントムの純粋で美しい心は、音楽で表現されるべきと長い時間をかけ構想した。しかし、時のヒットメーカー、ロイド=ウェバーによる「オペラ座の怪人」が86年にロンドンで開幕。続いてブロードウェー公演も決まったため、同じ演目をかけないというルールにより、同地で上演できなかった。その後、90年にテレビドラマ化、91年にヒューストンで初舞台化された。

特集 舞台・演劇

(2007年4月6日06時02分 スポーツ報知)

というわけで情報解禁です。ま、私とたかおくんがやるので、またまた面白いことになると思いますので、ご期待ください。