松本まで車で往復。紅葉の山々が美しく、かなりドライブ気分。松本は、以前映画の撮影(演技指導という肩書きだった)で2週間ほど滞在したことがあり、旅嫌いの自分にとって、珍しく親近感を持つ場所である。書道家だった叔父が、終戦後本を求めて松本に通ったという話も思い出す。東京は焼けてしまったが、松本には古本屋が多く、貴重な本が残されていたのだそうだ。本に対する飢えは、当時の読書家にとって凄まじいものがあったのだろう。すでに冬の寒さを感じた。