シュトックハウゼン死去

79歳。

50年代から60年代にかけて前衛音楽を主導。70年の大阪万博でも連続作品演奏会を開き、近年は、ロックやノイズ系を愛好する若者たちにもファン層を広げていた。05年には、26年がかりで作曲した連作オペラ「リヒト(光)」を引っさげて、28年ぶりに来日。同作品はすべて上演すれば少なくとも7日間、計29時間という壮大な作品で、世界の注目を集めた。01年の米同時多発テロの際に、「(光の王子で反逆者のルシファーによる)アートの最大の作品」と表現した発言が議論を呼んだ。ほかの主な作品に「少年の歌」「グルッペン」などがある。