ドリアン・グレイの肖像

suzukatz2009-08-21

open。チラシに掲載したテキストをUPしておきます。

「ドリアン・グレイ×山本耕史
ドリアン・グレイは、無意識にではあるが、悪いヤツである。残酷でもある。"恐い"存在なのだ。恐しいものには、人を惹きつける魅力がある。ゆえにドリアンは、出逢った人間をことごとく魅了していく。山本耕史には、そういう残酷さ、悪の香がある。どんな善人を演じていても、ひょっとしたら、と思わせる悪の香だ。気を許したりしたら、どこかで手痛い目に遭わされるかもしれない──まさにドリアン・グレイとイメージが交錯する。ワイルドは、僕にとってとても重要な作家。その代表作の中で、山本耕史の"恐い"魅力を、存分に発揮してもらおうといろいろ画策している。そして、高らかに耽美主義を宣言させていただく! 鈴木勝秀(suzukatz.)