翻案劇サロメ@東京グローブ座

suzukatz2009-10-19

open。25日まで。その後ツアー(北九州、大阪、金沢、新潟)あります。チラシに載せたテキストをUPしておきます。

「翻案劇」
サロメ」は1892年にオスカー・ワイルドによって書かれた戯曲である。すでに古典の仲間入りをしている。古典戯曲の大きな特徴は、様々な解釈・演出による多様な上演が可能である、ということだ。実際、「サロメ」はこれまで世界中の国々で、その背景となる文化を生かした上演がなされている。今回、"翻案劇"としたのは、僕も先達に倣って、日本文化を生かした形での「サロメ」を創ってみようと思い立ったからだ。個人的なことで恐縮だが、僕は今年が四十代最後になる。今までやってきた"西洋文化としての演劇"と、"遺伝子レベルの文化"を融合させてみたいと思い始めたのかもしれない。そして、この「翻案劇サロメ」は邦楽による音楽劇でもある。
鈴木勝秀(suzukatz.)