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suzukatz2011-02-11

本日は、The Beatles Tour。
午前中にNational Railwayでウエスト・アラートンまで行って、ポールの実家、ジョンが暮らしたミミおばさんの家(メンディップス)、ストロベリーフィールズ、ペニーレイン回って、バスでリバプール中心部に戻ってきて、午後からはアルバート・ドック(世界遺産)へ行って、ビートルズ・ストーリーも回る。移動には、SAVEWAYという一日乗車券が便利。バスも電車も乗り放題で3.30ポンド。
ポールの実家は、ナショナルトラストが管理しているものの、これといった目立つ看板標識もなく、ほんとにただの住宅地で観光客はほとんどない。なので、一度は通り過ぎてしまった。
つづく、メンディップスも一緒にいた観光客は、英語圏ではない国の女子二人だけ(写真を撮ってくれと頼まれた)。中を見るには、ナショナルトラストの許可が必要だが、そもそもこの時期は公開していないので、外から眺めるだけ。それでも、ここに少年時代のジョンが住んでいたかと思うと、それなりに感慨深いものがある。なんにしても、はるばる日本から50を越えた男が、こんなリバプールの郊外の住宅地まで来てしまうのである。ビートルズジョン・レノンという存在がなければ、こんなことは絶対に起こらないはずだ。
その後、ストロベリー・フィールドを目指して、地図にある近道を通って行くと、そこは行き止まり。仕方なく引き返すと、その行き止まりのところの住人と思われるオヤジさんから声をかけられる。「おまさんがた、ストロベリー・フィールドへ行こうとしてるのかな?」「はい、そうです」「以前は、ここから行かれたんだが、今は閉鎖されてしまってな。どれどれ、地図を見せてみなさい。ほ〜、これじゃわしには読めんな」「え〜、今ここです。で、この通りがメンローヴ・アヴェニュー」「じゃあ、こう行ってここ右に曲がるとあるよ」「ありがとうございました」
「お気をつけてな、旅の人」ということで、地元のかたとコミュニケーションできた。これもジョン・レノンのお導き。でなかったら、一生言葉を交わすこともない。
ストロベリーフィールドは、今は門があるだけ。訪れた人が落書きをしていくので、門柱も例の赤いフェンスもいろいろな文字が書き込まれている。ここにもほかの観光客はゼロ。それがまたいろいろと考えさせてくれてよかった。
そこから、ジョンとポールの出会った聖ピーター教会を目指して歩いたのだが、駅のインフォメーションで無料配布されている地図の縮尺がデタラメで、通りの名前も地名もあっているのに、いつまで歩いても辿りつかない。仕方がないので、途中で引き返し、メンローヴ・アヴェニューに出たところで、とりあえず来たバスに乗る。どうせリバプールに向かっているのだろうから、SAVEWAYを有効に使わないともったいない(計画性ゼロ)。次はペニーレインを目指しているのだが、どこで降りたもんかは皆目見当がつかない。ただ、ペニーレインの写真は何度も見たことがあるので、それらしい風景になったら降りちゃえばいいや、といういい大人らしくない行動に出る。
で、降りたのがペニーレインの一本手前のクイーンズ・ドライブ。イタリアでもイングランドでも、建物に通りの名前がほとんど書かれているので、あとは地図と照らし合わせば、どうにかなる。というわけで、無事にペニーレインに到着。あの床屋も見ることができた。さすがに昨夜スキンヘッドしたばかりなので、頭を刈ってもらう必要はなかったが。
そして、ふたたび来たバスに乗り込み、リバプール中心部へ向かう。中心部はラジオ・シティがランドマークになるので、降りる場所の心配はいらない。
昼食は、今回初めてのファストフード、バーガーキングですます。実はバーガーキングは、日本でも食べたことがなかったのだが、意外と美味しいものだった。なんだ、これならロンドンでもやたらとあったから、もっと利用すればよかった、などと思う。
午後からは、アルバートドック。ホテルから歩いていける。横浜や神戸と似てる。横浜や神戸が似ているというのが正しいのだろうけど、とにかく見慣れた風景。雨が降り出すが、傘をさす人はほとんどいない。自分もそれにならう。濡れても意外と気にならない。アルバート・ドックの一画にあるビートルズ・ストーリーは、学園祭の催しものチックな展示物で、年代順にビートルズの歴史を辿る博物館。受付で、どこの国から来たか聞かれ、音声ガイドはいるか?と売り込まれる。驚くことに、そこでほとんどの入館者が音声ガイドと有料パンフレットを購入していた。「音声ガイドもパンフレットもいらない」と言ってお断りした。だって、いまさら音声ガイドで教えていただくようなことは、はっきりいってない。ひと通り見てまわる。何かに雰囲気が似ている。そうだ、さいたまのジョン・レノンミュージアムと同じ作りなのだ。で、出口にショップがあって、ついTシャツとかを買ってしまうのであった。
テート・リバプールは明日にして、リバプールの新しいショッピング街、リバプール・ワンを見て回る。こういうところに来ると落ち着く。東京でもミランでもロンドンでも、同じような風景なのだ。リバプールエバートンのショップが隣り合って営業している。リバプールは混雑。エバートンはガラガラ。もちろんリバプールの店に入ったのだが、こういうときどうしてもエバートンのほうにも頑張ってほしい気持ちになる。かといって、エバートンもの買うつもりもないし、冷やかしで店を出るほうが非礼だと思い、中には入らず。インテルものしか持っていないので、リバプールのニット帽を購入して、明日のウィガン戦に備える。
夕食は、リバプール・ワンに入っている「Wagamama」という、いっけん和食の店。ところが、出てくる料理は和食ではなく、ほぼエスニック。不味くはないが、和食を期待すると完全にアウト。こちらはわかって行っていたので、残念な気持ちにはならずにすんだ。
ホテルに戻り、地下部分で営業しているビートルズグッズの店をのぞく。大量のTシャツが売られているのだが、果たしてこれからビートルズTシャツをどれだけ着るのだろうか?と躊躇し、何も買わず。まったくもってコレクターではないのだ。
ちょっと鼻づまり気味なので、風邪薬を飲んで寝る。

□Hard Days Night Hotel
↓ walk
□ライムストリート(Lime Street)
・SAVEAWAY:ticket > buses,trains
↓ train
□ウエスト・アラートン(West Allerton)
・20 Forthlin Road
↓ walk
□メンローヴ・アヴェニュー(Menlove Avenue)
・Mendips
・Strawberry Fields
↓bus
□ペニー・レイン(Penny Lane)
↓ bus
ハノーバーストリート(Hanover Street)
バーガーキング
↓walk
□Hard Days Night Hotel
↓walk
アルバート・ドック(Albert Dock)
The Beatles Story
・FC Liverpool Shop
↓walk
□Hard Days Night Hotel
The Beatles Shop