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昨日の興奮も冷めやらずで、アンフィールドのスタジアムツアーに出かける。今日は日曜日で、しかもアンフィールドのスタジアムツアーは人気があるので、確実に参加できるようにするために、日本を発つ前にあらかじめネットで予約をしておいた。12:00スタートの組である。
昨日同様、クイーン・スクエア・バス・ステーションのインフォメーションでSAVEAWAYチケットを購入して、6番のバス停から17系統のバスに乗る。今日は試合がないので、アンフィールドの正面までバスで行く。バスを降りてすぐに「Museum & Tour Centre」の大きな看板が目に入って来る。とてもわかりやすい。入口はかなり混んでいて、受付で予約していることを告げると、レシートを渡される。それが入場チケット。サン・シーロでも普通にチケットがあり、スタンフォード・ブリッジでは首から下げられるツアーパスだったのに、アンフィールドはこの紙切れ?係員に提示すると、11:55集合だからそれまで待ってろ、とのこと。集合場所は、表のビル・シャンクリー銅像前。でも、雨降ってきたんですけど。もちろん、参加者も係員もそんなことはおかまいなし。日本人は雨に弱すぎるのか?
とにかく盛況で、エミレーツが平日とはいえ2時でツアーが終わったのに、こちらは15分おきに20人ほどのツアーがスタートしていく。ツアーガイドは、デイヴィッドとジョンの二人組で、基本的にデイヴィッドが説明して、ジョンが一番後方から遅れ客の対応をしている。多分、役割は交代でやっているのだろう。チェルシーに比べて、リバプールにはイングランドでもヨーロッパの舞台でも輝かしい歴史がある。プレミアになってからの優勝はないが、優勝回数はマンUと同じく18回で最多。CL(チャンピオンズ・カップと合わせて)も5回獲っている。なので、歴史を語るとき、デヴィッドの口調は滑らかだ。ただ、最近の不調には、どうしても表情も曇りがち。未だにラファのときのCL優勝が大きくクローズアップされたままだ。まあ、当分、タイトルとは無縁な時代は続きそうだが……
スタンドに出ると、やはりピッチまでの近さにあらためて驚かされる。昨日、1階席の一番後ろだったが、とても観やすかったことを思い出す。ドレッシング・ルームには、各選手のすわる場所にユニフォームがかけられているが、すでに7=スアレス、9=キャロルになっているわけで、トーレス不在を思い知らされる。そういえば、リバプール・ワンのショップでは、トーレスの名前の入っているグッズがほぼすべて半額で投げ売りされていたなあ。アウェイ・チームのドレッシングルームには、インテルアーセナルバルサ、レアル、ローマ、チェルシーなどのユニフォームを型どった看板がかけられていて、それぞれにリバプールが完勝した試合の記録が書き込まれている。
ドレッシングルーム、インタビューに使うミックスルゾーンを抜けて、いよいよピッチ(間際)へ。「You'll never walk alone」の大合唱の録音が通路に響きわたってムードを盛り上げてくれる。一度こんなところでボールを蹴ってみたいものである。
ツアーにつづいてミュージアム。ちょっとビートルズ・ストーリーの展示に似ている。リバプールではこういうのが好きなのか?だが、歴史がある分、見るものも多い。サン・シーロの淡白さは、インテルミランの共同使用ということもあるが、営業熱心でないのは明らか。プレミアは、スタンフォード・ブリッジも熱心であったし、明日行くマンチェスターは言うまでもなかろう。
ビル・シャンクリーがとてもフィーチャーされている。それと現監督のキング・ケニー。ケビン・キーガンの扱いが意外と小さい。やはり、途中で移籍したのと、監督でニューカッスルを優勝させちゃったからか?展示の最後のほうが、「ラファ、ラファ、ラファ、Istamble 2005!(CL優勝)」になっているのはちょっと痛い。早く次のタイトルが望まれるが、ここはじっくりという気持ちも一方ではあるので、もうしばらくはこの展示が続くだろう。
ショップの充実はすさまじい。もしリバプールにすんでいたら、自分の普段着、日用品のほとんどはここでそろってしまいそうだ。インテルが、せめてここの1/10くらい頑張ってくれたらなあ。
バスでリバプール中心部に戻る。終点のピア・ヘッドまで行って、アルバート。ドックにあるテート・リバプールへ。ナム・ジュン・パイクの特別展が開催されていた。ジャスパー・ジョーンズの作品や文字のインスタレーションに目が止まる。
ホテル近くの「Liverpool Chicken」というテイクアウトの店が、着いた日から気になっていたのだが、ちょっと顔のコワイ、スキンヘッドの男がカウンター越しに鋭い視線を向けているので躊躇していた。フィッシュ&チップスではなく、チキン&チップスの店で、お客は少ないのだが、どうもうまそうな感じがしたのだ。この日もほかに客はなし。だがこちらもスキンヘッド、思い切って入ってみることにした。すると、スキンヘッドは思いの外フレンドリーで、チキンもポテトもとても美味かった。
ホテルの部屋のテレビが、ネットやホテル内TVなどと、いろいろ繋がっているマルチものなのだが、おそろしく使いづらい。ネットと切り離されたワープロなどはもはや想像もできないが、テレビはテレビでいい。テレビ一台にすべてを集めるのはよろしくない。オールインワンについてしばし考える。

・Hard Days Night HotelQueen Square Bus Station:walk
Queen Square Bus Station(bus stop6)→Anfield(Stadium Tour)→Pier Head: bus (17) *SAVEAWAY
・Pier Head→TATE Liverpool→Liverpool One→Hard Days Night Hotel:walk

あらためて確認。
・take away(UK)=to go(USA)
・eat in(UK) = here(USA)