SERIE A：パレルモ vs インテル

4-3 [ 0-1, 4-2 ] ミッコリ、エルナンデス、ミッコリ（FK）、ピニージャ／ミリート、ミリート（PK）、フォルラン
祝SERIE A開幕！なのに、この惨憺たる結果。敗戦後、ガスペリーニはあくまで3-4-3にこだわり続けるコメントを出した。システムではなく、選手の問題であると。サッカーがシステムではないことには同感するが、敗戦の原因が選手（の戦術理解）にあるとするのは、論理的に考えてもおかしい。監督は、そのチームの戦力を正しく分析して、最良のシステムを選択すべきであって、監督の戦術（システム）が先行すべきではない。さらに、選手に自分の戦術を理解してほしかったら、選手の信頼を勝ち得、そののちに説得して、納得してもらわなければならない。少なくともモウリーニョは、それをやったからエトーは、あのようにプレーしたのだ。それができないのであれば、監督は選手に合う戦術を選び、勝利を目指すべきなのだ。イタリアでは、監督の理想のサッカーをしてほしいのではない。クラブを勝利へ導いてほしいのだ。このままでは、昨年同様、前半戦で勝ち点を失い続け、前半戦で監督交代、最後はギリギリ追いつけず、CLも途中敗退、ということを繰り返さなければならない。戦術を変えても、誰もガスペリーニが負けたとは思わないから、現実的な勝利を目指していただきたい。でなければ……早めに。