UEFA CHAMPIONS LEAGUE：インテル vs トラブゾンスポル

0-1 [ 0-0, 0-1 ] チェルストカ
最悪の結果。だが、予想はしていた結果でもある。システムを4-4-2に戻してはいるが、インテルが３冠を獲ったときは、4-4-2ではなく4-3-1-2か4-3-2-1。トップ下がいるかいないかで、ゲームの作り方は全然ちがう。今日のままでは、スナイデルはただのパサー。シャドーストライカーとして機能させるためには、より高い位置でのプレーが必要だ。ガスプは、プロフェッショナル中のプロフェッショナルの監督のひとりだ。だからこそ、自分の戦術にこだわる。それを押してこそ、達成できるものもあるのだ。だが、ビッグクラブを率いるためには、選手やクラブ全体をそれに従わせるカリスマ性が必要なのだ。それが、ガスプには欠如している。理屈ではない。ではどうすればいいのか？ガスプが、選手やクラブに合わせるべきなのである。それは二流のやり方ではない。超一流にもなれる。何しろ、その最高峰にいるのは、ビンセント・デル・ボスケなのだ。今後インテルがどう変わっていくのかが楽しみである。だが、ガスプに残された時間は、ラファ同様、それほど長くはない。