Club World Cup:バルセロナ vs アル・サッド

4-0 [ 2-0, 2-0 ]アドリアーノアドリアーノ、ケイタ、マックスウェル
ヴィジャが足を骨折。完治まで6ヶ月かかるらしい。今後のLIGA、CLはもちろん、EUROの本戦も出場は厳しいものになる。悪質なファウルによるものではないが、クラブ・ワールドカップという"おまけ"のような大会での負傷は残念でならない。しかも、厳しい日程の中、わざわざ日本まで来てのことなので尚更だ。これまでもTOYOTA CUPは楽しんできたし、今回もチケットが手に入り決勝を見に行くのだが、クラブ・ワールドカップには、どうしても疑問が付き纏う。世界一のクラブを決める、とは言うものの、たとえここで負けても、そんなものはヨーロッパチャンピオンであることは誰でもが知っている。サッカー発展途上国の日本にとっては必要なのかもしれないし、FIFAの重要な収入源の一つなのだとは思うが、選手の負担と決勝を戦うチームのサポーターがほとんどいないスタジアムで戦うことに意味があるのだろうか?インターコンチネンタルカップとして、ヨーロッパと南米の王者がホーム&アウェイで戦っていたとき、あまりにも激烈なサポーター同士の争いがあり、それを避けるために第三国での開催ということになった経緯はわかる。だが、"世界一のクラブ"という称号が、それほど大きな意味を持っていないのは事実だ。さらに、昨年のように南米チャンピオンがアフリカのクラブに負けたりしたら、決勝でインテルが勝ってもインパクトはまるでない。いくら、インテルが世界一と叫んでも、浦和が世界第三位という嘘臭さと大差ない。ではどうすればいいのか?個人的には、CLの決勝のように、インターコンチネンタルカップを1試合だけ、FIFAが開催都市を隔年でヨーロッパと南米を交互に指定して行えばいいと思う。それをTOYOTA CUPと呼んでもかまわない。今日の試合のスタジアムの盛り上がりのなさは、ヴィジャの負傷に見合うものでは到底ない。サッカーの試合は、誰よりもサポーターのものでなくてはならないのだ。