小澤征爾さんの任期3年延長 ウィーン国立歌劇場

先日、青山ブックセンターのところにある"un cafe"というカフェ・レストランで、福島産伊達鶏のソティを手づかみでガツガツ食べていたときのことである。突然、初老のウェイターが近づいてきた。それもとてつもなくニコニコしながら。「鶏、お好きですか?」「ええ、まあ」「鶏は、そうやって、手づかみでガツガツといかないとね。いいですねえ、近頃若い人は、手づかみで食べることがマナー違反みたいに思ってるかもしれませんが、全然そんなことないんですよね。むしろ、そうやって食べていただきたい」「それはどうも」「私も、大好きなんですよ、鶏が。ウチの肉にもこだわってますから」「(とすると、オーナー?)はあ、そうですか」「小澤さんも豪快にお食べになりますよ」「小澤さん?」「征爾さんです。指揮者の。ときどき(怪しい)お見えになるときは、それは豪快に手づかみでガツガツとお食べになられます」「はあ、ははは……」というような会話があった。個人的には、小澤征爾を尊敬している。