UEFA CHAMPIONS LEAGUE準々決勝1st leg:インテル vs ヴィジャレアル

2-1[1-1,1-0]アドリアーノマルティンスフォルラン
開始1分で失点。それもディフェンスラインのミスから。それでも、開始直後の失点は、終了間際の失点に比べて、まだまだ希望はある。アド、レコバさ、スタンコ、そして何よりキャプテン・サネが、たたみかけるようにヴィジャレアルを攻め立てる。そして7分後、アドの左足が火を噴いた。スタンコが右から攻め上がり、深い位置からグラウンダーのクロス。ヴィジャレアル・ディフェンスがクリアミスしたボールは、アドの足元に。そこから久しぶりに見た素早い反転からのシュート!追いついた。そこからさらに逆転を目指してインテルの攻撃は続いたが、ヴィジャレアルが意識的に試合のペースを落とそうとする。もちろん、あのままのペースでは両チームとも体力が保たなかっただろう。前半中盤を過ぎると、インテルもペースを落とし、試合はようやく落ち着いた。好調なレコバさだったが、前半途中で負傷退場。オバオバが交代で入った。見事な大仏ヘア!やる気満々が伝わってくる。後半、インテルは再びペースを上げた。このままでは、2nd legが苦しくなる。スタンコ、キャプテン・サネの右サイドから何度も突破。アドが無理な体勢からでもシュートを打つ。結果はすぐに出た。またしてもスタンコの鋭い切り込みから、シュート並みのスピードの低いクロス。オバオバだけがそのボールスピードに追いつけた。体ごとボールにぶつけていく気迫のシュート。勝ち越した。その後は、さらに得点を狙うか、このまま確実に勝利を手にするか、次がアウェイだけに難しい選択だった。マンチーニは、確実に勝利を目指した。69分にはセーザル(その2)をマテ(反則魔王)に替え、82分には2アシストのスタンコをキリゴン(金メダル)に替えた。試合はそのまま終了。どうにか勝利。だが、ヴィジャレアルにアウェイゴールを奪われたので、2nd legで0-1は許されない。やはりチャンピオンズ・リーグを勝ち抜くことは容易ではない。ウォメが心配だ。先日のパルマ戦での失点の原因となったミスから、自信を失っているようだ。今日のゲームでも、自信なさげな弱いパスや、相手に読まれているところへ不用意に出したパスを何度もカットされている。そこからピンチを招く。ファヴァッリがまだ復調できないなら、ブルディッソを先発させたほうがいいのでは?セーザル、ウォメの左サイドは不安過ぎる。そして、やはり"ひーご"の復活が待たれる。