SERIE A:インテル vs レッジーナ

4-0[3-0,1-0]クルス(PK)、マルティンス、セーサル、クルス
アドリアーノがブラジルのメディアに、インテルとの確執を話したことによって、チームは完全に分裂状態。何点入ってもマンチーニに笑顔はなかった。インテルとの契約延長を破棄し、ミランとの交渉のテーブルについたファヴァッリは、ケガから復帰して久々の登場なのに、ティフォージのブーイングを浴びていた。キャプテン・サネは、ひたすら縦へ縦へとドリブルしていた。マルティンスは、得点後にパフォーマンスがないどころか、笑顔すらなかった。カンビアッソ(触覚)は、家族の重大な問題でアルゼンチンへ帰っていった。アドリアーノもヴェロンもレコバさもいない。ピサロがのびのびとゲームを作っていた。ミハイロさん、トルド、ゼ・マリアなど、マンチーニ派と思われる選手は、ベンチ周辺に姿を見せていた。4-0で勝ったのに喜びが薄い。なんだか悲しい試合だった。ユーヴェが本当に失速し、ミランとの差はあっという間に勝ち点3。インテルにもチャンスはあったということだ。だが、現実はそうならなかった。そして、それがインテルであり、今日のような試合を見ることによって、いろいろなことを考えさせてくれるのだ。日本人が、わざわざ、ほとんど優勝しないイタリアのチームを応援するには、いろいろ考える必要があるのだ。そして、そこに面白さがある。