FA CUP決勝:リバプール vs ウェストハム

3-3[1-2,2-1,0-0,0-0,PK3-1]シセ、ジェラード、ジェラード/own goal(キャラガー)、アシュトン、コンチェスキー
死闘。しかも、フェアプレーによる死闘。何人も何人も脚がつって動けない状況になった。そして2-3で迎えたロスタイム、つった脚で放ったジェラードの起死回生の30メートル・ロングシュート。なんだかもの凄いものを見た。一生ジェラードについて行くぞ!そんな気分にさせられる一発だった。延長に入ると、もう選手はばたばたとピッチに倒れる。それほど疲労は極限を超えていたのだ。まともに走れないどころか、ボールを蹴ることもできない。最後は両チームとも、PK戦を覚悟したかのようなボール回しだった。PK戦は、昨年チャンピオンズ・リーグをやはりPK戦でものにしたリバプールが、圧倒的に有利だった。結果は、GKレイナが3本止めて、リバプールの勝利。だが、あのロスタイムのジェラードの一発で、実は勝敗まで決まっていたのだ。ジェラードは本当に凄い!