06 FIFA WORLD CUP:イタリア vs チェコ

2-0[1-0,1-0]マテラッツィインザーギ
またもやイタリアの完勝だった。序盤にネスタが負傷退場したときは、一瞬ヒヤッとしたが、ネスタの代役インテルマテラッツィ自殺点)が、トッティからのコーナーキックを完璧なヘディングでゴール!あれほど完璧なヘディングによるシュートは、そうはないくらいの驚愕もの。それも、マテ(自殺点)がだ。これでイタリアはノッた。チェコが焦れるようなパス回し。攻めるようで攻めないようで、のらりくらりと時間の経過を待つ。ついに、ポラクがまったく無意味なファウルでトッティを後ろから蹴り倒し、2枚目のイエローで退場。ますますイタリアのペースになった。チェコは、ネドヴェドの突破だけがわずかな可能性を感じさせたが、あとはまるで形にならない攻撃を繰り返すだけ。苦し紛れのミドルシュートも、すべてブッフォンの守備範囲内にしか飛ばない。イタリアサッカーファンには堪えられない守備的サッカーだ。そして、後半投入されたピッポ(マザコン)がやってくれた。スルーパスピルロか?)に、オフサイドにかからないように自陣から飛び出したピッポ(マザコン)。やはり途中交代で出場したバローネが併走する。この時点で、チェコディフェンダーは諦めていた。懸命に走ればもしかしたら、とも思うが、そこまでの力は、もはや精神的にも肉体的にも残されていなかったのだろう。さて、ここからがピッポ(マザコン)の見せ場だ。GK・チェフはピッポ(マザコン)めがけて飛び出してくる。多分、併走するバローネにパスを送った方が、簡単に追加点を奪えただろう。しかし、ピッポ(マザコン)がこんな手柄を他人にやすやすと渡すわけもない。ギリギリのタイミングでチェフをかわして、ボールをゴールへ流し込んだ。日本人にはないメンタリティを感じた。