フットボリスタ

表紙はカカー。編集長の巻頭言は、「システムに固執する戦術論が未熟な訳」、をわかりやすく示している。

システムが戦術の玄関口に過ぎず、それにこだわるチームが、逆に、戦術的に未熟であることがわかってくる(だからこそ、システムに固執する戦術論が未熟なのだ!)。理想的なチームとは、基礎がわかって応用問題が解ける選手を揃えているチーム。

まさにその通り。そんな編集長もCL決勝の予想は外れた。その理由は、ピッポ(10回のうち9回はオフサイドにかかります)という予想のつかない選手だけが使用可能な、"偶然"とか"まぐれ"とか"ツキ"が試合に大きく作用したからだと思う。カンナバロは、「ツイてたのはピッポだけ」と発言したようだが、「ツキを使えたのはピッポだけ」とも言える。