KIRIN CHALLENGE CUP:日本 vs ボスニア・ヘルツェゴビナ

3-0[0-0,3-0]中沢、山瀬、山瀬
昼間、木村元彦氏にお茶をご馳走になって、バルカン半島の現状などをお聞きした。「それにしても、1990年のユーゴは、本当に素晴らしいチームだった……」と木村氏は物静かな中にも熱く語っておられた。しかし、ヨーロッパはシーズンの真っ最中なので仕方ないとはいうものの、今回のボスニア・ヘルツェゴビナは、チームとしてはまったく機能していなかった。攻撃に形はないし、守備も人数をかけてゴール前を固めるだけ。日本がCKから中沢の飛び込みで先制点を挙げると、あとは中途半端に前に出たところを山瀬に2発決められた。新生岡田ジャパンの初勝利で、しかも完勝ではあったのだが、妙に寂しく感じてしまった。ガラス越しに見ていたオシムはどう感じたんだろう?