SERIE A：ユヴェントス vs ミラン

3-2［2-2，1-0］デル・ピエロ、サリハミジッチ、サリハミジッチ／インザーギ、インザーギ
ユーヴェはこの試合に勝てば、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場が見えてくるし、ミランはミランで、ここで負けるとチャンピオンズ・リーグが遠のくので、どちらも気合い十分。過去を思い起こすと、こういうときのミランは強く、ユーヴェはちょっと弱い。なので、ミランに勝機十分あり、と思って見ていたのだが……老体に鞭打つ感じのミランは、それでも名門の誇りをかけて、インザーギの２発で前半を有利に運んでいたが、ユーヴェは前半でどうにか追いついた。ハーフタイムで、どっと疲れたのは間違いなくミランだっただろう。さらにミランは、後半20分過ぎに、ボネーラが一発レッドで退場。たしかにボネーラのプレーはレッド相当のとても危険なファウルだったが、鴨がセードルフにやった悪質ファウルはイエローもなし、と、またまた判定に？？？がつくものであった。全体的にいい試合だったので、何となくもやもやした感じは残った（サリハミジッチの同点弾も厳密に言えばオフサイドだし）。ボネーラの退場後、インザーギを下げ引き分け狙いに出たミランだったが、堪えきれずにCKから失点して万事休す。ミランは、オフシーズンの大改革を計画中だろうな。さすがに、同じメンバーで何年も勝ち続けられるほど、ヨーロッパのリーグはどこも甘くはない。