PREMIERE:リバプール vs ウルブス

0-1 [ 0-0, 0-1 ] ウォード
リバプールに関する楽観的な見通しは、完全に打ち砕かれた。アンフィールドで最下位のチームに試合を支配されての完敗。得点差こそ最小ではあるが、まったく勝ち目がなかった。チームが崩壊している。ケガ人がいるとか、スケジュールの予期せぬ変更だとか、そんなことは何の言い訳にもならない。ジェラードからもトーレスからも、カイトからさえ闘志を感じなかった。アンフィールドのファンは、そんなチームの状況を敏感に感じ取りブーイング。いくらホジソンが「苦しいときこそ支えになってこそ真のサポーター」などとコメントしても、現実に崩壊しているチームを見せられたら、支える気持ちになどならない。ラファがインテルと契約を解除したということが、さらにホジソンへの風当たりを強くしているのかもしれない。だが冷静に見て、大きな手術を行わなければ、リバプールは再生しない。ジェラード、トーレスを手放してホジソンと新たなチームを作るのか、リバプール一筋の闘将ジェラードを中心に新たな監督を迎えてチームを立て直すのか?経営団体の能力が問われる局面を迎えた。バルサにも冬の時代はあったのだ。