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「日曜美術館／デューラー」を見る。司会者二人はこれが最後のようだ。デューラーは、姜尚中にとって重要な画家らしい。それゆえに今日の放送では熱意が感じられた。いつもこうだったらよかったのに。自分の中に物語を作らずに絵や彫刻見ても、知識にしかならないのだから面白くない。いつもクールな姜尚中の心が動くところをもっと見せてほしかった。おつかれさま。
デューラーは、経済活動としての芸術を実践した最初の芸術家の一人だと思われる。また、印刷技術を利用して複製芸術（コピーアート）を開発した面でも、ポップアートの始祖のようにも思われた。浦沢直樹の絵（ヨーロッパ人）はデューラーのタッチに影響されているのではないかと感じる。特に、デューラーの描いた母の肖像は、間違いなく浦沢作品の中にいる。
・月刊サッカーアース