東北関東大震災チャリティ・マッチ:日本代表 vs Jリーグ選抜

2-1 [ 2-0,0-1 ] 遠藤(FK)、岡崎/カズ
前半は、現在の日本代表がJ選抜チームより明らかに強いことを証明してくれて、うれしく思ったが、それはあくまで前座。後半にこんな劇的なことが待っていたとは。後半は選手も大幅に入れ替わり、試合自体への興味はなくなった。そして、誰もが待ち望んでいたのは、カズのゴールであったはずだ。この男はその期待に見事なまでに応えてくれた。このゴールは偶然ではない。こういう場面でゴールするための運と天与の肉体と衰えない情熱と努力し続けることができるという才能……カズという男はそういうものをすべて持ちあわせている男なのだ。一生記憶に残るだろう。自分がサッカーをやり続けてきたことが誇らしく思えるほどだった。そしてカズは、このような状況で何をすればいいのかを身をもって教えてくれた。それは、自分の大好きなことを全力でやり続けるということだ。それも一生かけてやり続けることなのだ。久しぶりに本当に強い日本人を見た。