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コーネル・デュプリー（Cornell Dupree）逝去。69歳。肺気腫。
初めてジャズのコンサートへ行ったのは、渡辺貞夫『カリフォルニア・シャワー』のツアーだった。会場は神奈川県民ホール。ベースのチャック・レイニーとパーカッションのポリーニョ・ダ・コスタをよく覚えている。そして、記憶は定かではないのだが、ギターはコーネル・デュプリーだったように思う。もう「コーネル・デュプリーだったはず！」とか思ってしまうと、俄然ステージでテレキャスターを弾いている姿まで浮かんできてしまう。もし違ってた場合は、こうやってまちがった記憶が定着していくんだろう。まあ、ちょっと調べればいいだけなのだが。
ちょっとググってみると、どうやら『カリフォルニア・シャワー・ツアー』のギターはコーネル・デュプリーで合っているようだ。で、増尾好秋もいたらしい。今度は、俄然、増尾がいたイメージが浮かび上がってくるのだが、神奈川県民ホールのときにいたのかどうかは、どうもはっきりしない。さらに調べると、『マイ・ディア・ライフ』なんてとこにも入り込んでしまって、仕事に戻れなくなるおそれがあるので、このへんで引き返す。今でも連絡を取り合っている高校時代の友人がチケットを手配してくれた。ロック・オンリーだったのが、このへんからいろいろな音楽を聴くようになった。