SERIE A:Inter vs Borogna (130311)

0-1 [0-0, 0-1] ジラルディーノ
・GK:カリーソ
サネッティラノッキア、ファン、ペレイラ
スタンコヴィッチガルガノ
・スケロット、グアリン、ベナッシ
・パラシオ
・このメンバーでどうやって戦えというのか?
・いかにも即席な感じは否めず、昨夜のリバプールvsスパーズのようなコンビネーションはまるでなし。
・最初の10分くらいは攻められっぱなし。
・全員がELに出てたわけではないのに、妙に省エネが目立つ。
・しかも、ホームにもかかわらずディフェンシブなシステムで臨んだものだから、中盤にスペースがなく、パラシオに直接ボールを放り込むだけ。
・当然、パラシオの周りには常に3人くらいのボローニャディフェンダーがいて、パラシオ一人で打開するのは、まず不可能。
・中盤の押し上げもなく、最初から引き分け狙いなのか?という印象。
・それでも、前半を0-0で終えることができたので、後半からメンバーチェンジして勝ちに出る作戦だったとしたら、それはうまくいったのかもしれない。
・後半からベナッシに代えて、カッサーノ投入。
・2トップになったことで、中盤がスムーズに動くようになった。
・ゴールの予感が漂う中、次々とチャンスは訪れるが、シュートが決まらない。
・世界のトップレベルとは呼べない選手たち。
スタンコビッチまでもが、チャンスでシュートすら打てず。
・そんなムードの中、大したことないディアマンティのクロスが、オフサイドを見逃されたジラルディーノへ。
ジラルディーノは、まったくフリーでなんなくダイレクトボレーでボールをゴールへ押し込んだ。
・そこから負傷気味のスタンコビッチに代えてコバチッチ、スケロットに代えてカンビアッソ
カンビアッソの動きで、またインテルの攻撃に活気が出たが、如何せん決めきれない。
・個の力の欠如。
・それを痛いほど思い知らされた。
ミリート、サムエル、長友が戻れば、少しは変わるかもしれない。
・だが、エトースナイデルルシオマイコン、モッタが去り、サネッティカンビアッソスタンコビッチ、キヴに衰えが激しい今、ハンダノビッチだけが、三冠時のジュリオと同等な能力のプレイヤーであると言わざるを得ない。
・だからSERIE AでもELでも苦戦するのは当然であるとも言える。
・ただ、このままではインテリスタは我慢できない。
モラッティは、インテリスタのプライドをどうやって満足させるのか?
・ストラマッチョーニを解任して、別の監督を連れてきても、事態が好転するとは思えない。
・守備はグループで出来る。
・だが、得点は個人の力に負うところが大きい。
・一人で得点できるストライカーを赤字覚悟で連れてくる以外ない。
・"戦術ヴィエリ"時代に逆行するかもしれないが、勝つためには=プライドを保つためには、それしかないように思える。
モラッティは誰を連れてこれるのか?
・現実にはモラッティのスタッフが、どれだけリサーチできて、どれだけ交渉力があるかなのだが。
モラッティブランカを最早信用していないのかもしれない。
・レオナルドがスポーツ・ダイレクターに誘われているのは、まさにそこが問題だからではないだろうか?
・赤字覚悟とは言っても、有力チームのエースを引き抜いて、しかも超高給を支払うことは不可能だ。
・初期アドリアーノのような無名の怪物を発見すること。
・それこそが今のインテルを立ち直らせる鍵なのではないだろうか。