SERIE A:Inter vs Juventus (130330)

1-2 [0-1, 1-1] Palacio / クアリアレッラ、マトリ
・開始3分で失点。
・いくらクアリアレッラでも、ゴール正面であれだけフリーで蹴らせれば、十分にコースを狙って蹴ることができる。
・開始直後のキヴのボーンヘッドが直接の原因だと思うが、カンビアッソのように具体的にピッチ上で声を出して指示する選手の必要性を感じさせられる。
・先行したユーヴェは、来週のCLバイエルン戦も頭にあるので、しっかり守ってカウンターのイタリアっぽい戦術。
・省エネしてるのは明らかだが、ピルロの動きと多彩なパスで追加点を狙ってくる。
インテルは、コバチッチのポジションが低すぎて、カッサーノ、パラシオとの間に距離がありすぎる。
スナイデル・クラスのロングパス精度があればいいが、それは期待できない。
・パラシオは常にディフェンス2人に挟まれながら、言ってみれば無駄走りをくり返させられるだけ。
・ユーヴェにミスが重ならない限り、パラシオにシュートチャンスは来ない。
・リッキーはドリブル突破もできず、ロングパスはもちろん、クロスも入れられない。
・攻めてるようで、決定機は訪れない。
・後半からリッキーに代えてグアリン投入。
・加えて、コバチッチがはっきりとゲームメイクをするようになる。
コバチッチが押し上げると、カッサーノもよりゴールに近いところでプレーできるので、チャンスは増える。
グアリンが右サイド突破(フィジカルモンスター)、ミドルシュート(グア砲)でユーヴェを脅かす手も増える。
ガルガノはディフェンスとバランスをとることに専念できる。
インテルの未来は、コバチッチの成長にかかっていることが明らかに示された。
インテルの同点弾は、コバチッチ→カッサーノ→パラシオ。
・この攻撃を続ければ、逆転も可能かと思われた。
・だが、あっという間に再び突き放される。
・またしてもキヴの怠慢プレーが原因。
ゴールラインを割りそうなスルーパスに対して、クアリアレッラは懸命に走ったが、キヴは見送っていた。
・グラウンダーのクロスを、ラノッキアよりわずかに早く走り込んだマトリがニアに決めた。
・やられた感の薄い、いつものインテルの失点パターン。
・防げるはずの失点が試合を決めてしまう。
ハンダノビッチに問題があるとすると、それはキックではなくコーチングかもしれない。
・ディフェンスリーダーが不在なときだけでなく、コーチングはGKの重要な仕事。
・キヴにもサネッティにさえも、毅然と怒れるようになってほしい。
インテルの失点は、ほとんどマークミスと言ってもいいような印象がある。
ハンダノビッチラノッキアがディフェンスリーダーとして、積極的にコーチングできるようになることを望みたい。
・残りのシーズンで、コバチッチ、ラノッキアハンダノビッチを中心としたチーム作りができるのか?
・それが来シーズンへ向けての見所。
グアリンファン・ペルシ的にストライカーにコンバートすることはできないだろうか?