パット・メセニー・グループの最新作。現在来日中。21日に東京公演があるようだが、出かける予定はない。それにしても、数ある
フュージョン出身ギタリストで、どうして
パット・メセニーだけが、こうも高い評価を受け続けるのだろう?もちろん嫌いではないし、過去に自分の作品で使わせていただいたこともある。それでも、飛び抜けた評価だなあ、と感じる。たしかに、ジャズ・
フュージョンなどという枠には収まりきらない音楽を作り続ける意欲、力量、技術、エネルギー……すべて尊敬に値するのだけれど、それなのに
パット・メセニーには何か足りないという印象がいつも残る。この最新作もそうだ。"毒"なんてありきたりのことじゃない。もしかすると、"悲しくない"のかもしれない、などと思ったりもするのだが……でも、そうでもないようで……どうも歯切れが悪くなる。そんな思いをしながら、また
パット・メセニーのコーナーへ足を向けてしまう。なんか、これだ!って1枚を見つけたいとかどこかで思っているんだろうな。