With Teeth/NIN (Nine Inch Nails) 輸入盤

With Teeth (Dig)

With Teeth (Dig)

NIN=トレント・レズナー。初購入。ずいぶん前に、山形浩生がやけに熱心にNINについて書いていたので、ちょっと気にしてはいた。いまだにインダストリアル・ポップというのにも興味あったし。で、6年ぶりだかのニュー・アルバムが出たので買ってみた。

COMPLETE INFORMATION: WWW.NIN.COM/WITH_TEETH

とジャケットのインナーに書かれてあるので、これからいろいろ調べてみるかな。世界的にも日本のロック・ファンにも十分過ぎるほど名を成した人ではあると思うが、まったく聞いたことがないので、よくわかってない。一聴した限りでは、予想していたものより、割と暴力的な爆音を想像していた、ソフトな印象を受けた。もっとアヴァンギャルドを期待していたりはしたのだが(認識不足?)。どうも、前作、前々作とはちょっと傾向が変わったらしい。実はデビューして17年のベテラン。しかし、これが通算4作目。寡作だ。「羊たちの沈黙」のトマス・ハリスを思い起こさせる。一人で何もかもやるタイプのミュージシャンとして思い出すのは、マイク・オールドフィールドだ。「チューブラ・ベルズ」は傑作だった。個人作業好きのミュージシャンには、機材もどんどん充実していい時代になったんだろうな。