ソーサラー/マイルス・デイビス

ソーサラー+2
1967年の作品。ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムズ(ds)。7曲中、4曲をショーターが作曲。タイトル曲はハンコックが作曲。それ以前のジャズとは違う、新しい音楽が生まれたことを告げるアルバムだ。もちろんその変革には、ショーター、ハンコックという才能が不可欠であったのだが、それを導いたのはやはりマイルスなのである。マイルスは、いつも先駆けなのだ。そして後発者には、アートと同じで、マイルス=先駆者がやらなかったことに向かわない限り、どうしてもどこかマイルスの真似っこになってしまう、という恐ろしい罠が待ちかまえていることになるのだ。。