ソフト・マシーンvol.1&2/ソフト・マシーン

ヴォリューム1&2
カンタベリーサウンドの大御所、ソフト・マシーンの1stアルバム『ソフト・マシーン』と2ndアルバム『ヴォリューム2』を1枚にしてしまったインチキ盤。とはいうものの、中身は初期ソフト・マシーンの演奏がそのまま納められているので、問題はない。カンタベリーサウンドとは、ロックとジャズを融合させようとした音楽で、個人的には結構脱力系な感じを持っている。メンバーは、1stがケヴィン・エアーズ(g,vo)、マイク・ラトリッジ(key)、ロバート・ワイアット(per)。2ndは、ケヴィン・エアーズがヒュー・ホッパーと交代する。2枚が1枚になっているので、そのまま聴いていると、メンバーチェンジしたことによって、音楽がどう変わったが具体的にわかる。ロバート・ワイアットの拗くれた感覚がやっぱり面白いので、個人的には2ndの方が好き。短い曲を組曲仕立てに作られた『ヴォリューム2』になると、普通にiPodで聴くと、曲と曲の繋がりでブツブツ切れる。