06 FIFA WORLD CUP:アルゼンチン vs メキシコ

2-1[1-1,0-0,1-0,0-0]クレスポ、ロドリゲス/マルケス
凄まじい試合だった。こういう試合になったのは、すべてメキシコの頑張りにある。とにかくアルゼンチンの攻撃力を恐れず、序盤から積極的に攻め、なんと6分には先制した。しかし、そのリードを4分後には追いつかれてしまう。それでもあきらめずにアルゼンチン・ゴールへ迫る。素晴らしいサッカーだった。日本はメキシコのサッカーを目指すべきだ、という声をよく聞く。なるほどなあ、こういうサッカーをしてくれたら、応援にも熱が入るってものだ。だが、アルゼンチンの野望は、こんなところで潰えるわけにはいかない。延長に入ってからの猛攻は、メキシコのそれを上回るもので、マキシ・ロドリゲスのスーパーボレーが決まると、あとは完全にペースを握って、最後までそれをメキシコに渡すことはなかった。こういう試合をどうにか勝ったアルゼンチンの底力は大変なものだ。同時に、闘う姿勢を最後まで捨てなかったメキシコは素晴らしかった。