06 FIFA WORLD CUP:イングランド vs エクアドル

1-0[0-0,1-0]ベッカム(FK)
危なかった〜!ベッカムはやっぱりスーパースターだったけど、とにかくこのイングランドの勝利はアシュリー・コール(昔フランス人だと思ってた)のおかげ。テリーのミスを拾ったテノリオのシュートに、どこから来たのかアシュリー・コールのシュートブロックが、本当にギリギリのタイミングで間に合って、イングランドは失点を防げた。あれがなかったら、全然違う試合展開になっていただろうなあ。あ〜恐ろしい。ビデオで見ると、アシュリー・コールは、テリーがヘディングするまで、安心してポジションに戻ろうとしている。ミスになったのを認識するまで約0.5秒。その間に、ボールはもうテノリオの元へいっている。アシュリー・コールは、そこから猛然とダッシュして、テノリオがボールをコントロールしてシュートするまでの時間で、約20メートルくらいを走り、しかもファウルなしのスライディングでかろうじてシュートを足に当てたのだ。シュートは上に向かってわずかにコースを変え、ボールはクロスバーを叩いた。う〜ん、スーパープレーだ。後半になって、ようやくベッカムのFKが決まったが、そのあとも、決めるべきところでことごとく決まらず(特にランパードが不調)、雰囲気は危ないまま。1トップのルーニーには負担がかかりまくるし、初先発の守備的MFキャリックはボール・ウォッチャーになることが多く、不安だらけ。ハーグリーブスを1ボランチにして、クラウチ投入はないのか?とも思ったけど、エリクソンは守備を固める。なるほどなあ、典型的なイタリア・サッカーだ。もう、この1点を守り抜く作戦というわけだ。最後は、アーロン・レノンに敵陣コーナー付近でボールをキープさせて時間稼ぎ(ユーロかなんかの試合でベッカムヘスキーもやってたから、実はイングランドお家芸?)までして、守り抜いた。きれいな勝ち上がりではないけど、ワールドカップとはこういうもの。まずは、勝たなくちゃ。