ポール・マッカートニー メニー・イヤーズ・フロム・ナウ/バリー・マイルズ(竹林正子:訳)/ロッキング・オン

過去の"memo"を調べてみたら、2年前の今ごろ読み始めていたのだった。それを中途でほったらかしにしていたのだが、ようやく読み終えることができた。いかに自分がジョン・サイドからばかりビートルズを見てきたのかがよくわかる。何事も多角的に見ないと本質は分からないけど、どうしても人は好きな情報ばかりを追ってしまうものである。

僕の記憶通りに話をするよ……ある一時期に次々と起こった出来事について。
ということで、これは僕の回想だ……
ジョンは偉大だったという事実はちゃんと記しておきたい。
彼は本当に素晴らしい人だったし、僕は彼のことを愛していた。
こうやって今、僕なりの修正論を出そうとしているとは思われたくないからね。
彼は素晴らしい人だったけど、僕サイドの話もあるということさ。
それがときに黙殺されるから、この本を出すことに同意したんだ。
ポール・マッカートニー