篠井英介トークライブ

昨年、トークライブをやらせていただいた、代官山・山羊に聞く?で本日は英介さんのトークライブ。
過去に『僕は女方 篠井英介の世界』をお手伝いさせていただいことがあるので、英介さんの女方人生についてはかなり存じ上げている。
そして、ライブの進行も、この本に沿って進行していたので、特に新たな篠井英介を垣間見たというようなことはあまりなかった。
だが、英介さんが"演じる"ことに言及するあたりは、やはりとても興味深かった。
「セリフを入れてしまえば、7割から8割は役はできています。あとは、いかに余計なことをせずに、セリフやストーリーに身を委ねて連れて行ってもらうか、ということなんです」
昨年の『ウエアハウス』の稽古中に、橋爪さんがまったく同じことを若手の俳優に話しているのを思い出した。
演出家としては、「まさにその通り!」と膝を打つところだが、上演台本を書く立場としては、英介さんや橋爪さんをちゃんと連れて行ける本を書けるのだろうか?と俄に不安にもなる。
そこで、つまらんオリジナルを書くより、絶対安心な名作をやるのがよろしい、という保守的な気分も生まれる。
演出家としては、それは保守的といっても正論であって、実際、演出家の自分は基本的に名作を演出することをよしとしている。
だが、「構成」と名乗りながらもオリジナルを書いて、それを英介さんや橋爪さんに演じていただいたときの達成感は、天上界に達するほどである。
1本でも多くそういうものを作りたい、そんなことを帰り道に思ったのであった。
トークライブは真面目に取組めば、かなり面白いことができそうな可能性を秘めている。
『7Doors』が終わったら、英介さんと『欲望という名の電車』について語る会をやりたいと思っております。
それでもう一度、ブランチ=篠井英介を舞台に立たせることにつながるといいなあ、などと思いながら。
僕は女方―篠井英介の世界

SERIE A:レッチェ vs インテル

1-0 [ 1-0, 0-0 ]ウルグアイ
この試合に勝てば、ウディネと並ぶはずだったのに……CL圏内というのは、こんなにも厳しいものなのか、と改めて感じる。
この何年かは、CLどころかスクデッドも当たり前といったシーズンが続いていたが、よくよく考えてみれば、それは大変なことだったのだ。
それゆえに第2次グランデ・インテルと呼ばれていたわけで。
たしかに、それはもう過去のものになってしまった。
そして、イタリアのプロヴィンチャから確実に勝ち点をあげるのは、本当に難しいことなのだ。
今後も、上位チームとの直接対決に勝利することは必要だが、プロヴィンチャとの戦いで勝ち点を失わないことが、CL圏内に入る絶対条件となってくる。
今年のユーヴェは、そこに関して実にうまく戦っている。
ウディネ、ラツィオをかわして3位に入ることができたら、ラニエリは素晴らしい仕事をしたことになるだろう。
だが、まだまだ今シーズンのインテルはチームが固まるように見えない。
2トップがミリートパッツィーニに固定されてはきたが、フォルランの長引くケガは、第3のストライカー不在という、常にギリギリの状態から脱出できないでいる。
そして、肝心のゲームメーカー、スナイデルがパーフェクトからはほど遠い状態で、かわりに起用されることの多いアルバレスにチームを仕切る力はない。
スタンコビッチがピークを過ぎてしまった現在、サネッティカンビアッソが好調とはいえ、軸となるモッタは週2試合はまず無理だし、明日にでもPSGへ移籍してしまう可能性だってある。
コウチーニョエスパニョールへレンタルが決まったので、オビ、ファラオーニ、ポーリで回していかなければならないのはかなりキツイ。
中盤がはっきりしないと、マイコンと長友の攻撃力も、前の選手との相性にかなり影響されてしまう。
最終ラインも、サムエル、ルシオのスピードが落ちてきたので、ラノッキアの定着が期待されるが、ラニエリの信頼を今ひとつ勝ち取っていないので、どうしてもサムエル=ルシオがファーストチョイスになる。
ジュリオは、相変わらず神セーブでチームを助けてはいるが、腰に爆弾を抱えているのは周知の事実。
どうやってチームを作り直すのか?
ラニエリはこれまで、チームを立て直しても、作り直すところまではできていない。
となると……モラッティはすでに動いているに違いないと思うのだが。

Coppa Italia:インテル vs ジェノア

2-1 [ 1-0, 1-1 ] マイコン、ボーリ/ビルサ
ミッド・ウィークといいながら現地時間では、木曜日の21:00キックオフという過酷なスケジュール。
週末にラッツオ戦があるだけに、インテルとしては疲労せず、確実に勝ちたいところ。
若手主体の布陣ながら、それでもサネッティカンビアッソマイコンは出場。
さすがにサネッティカンビアッソは、いつもに比べたら省エネでディフェンスに徹していたが、マイコンは、滅多に見られないスーパーミドルで先制点を叩き出し、その後も自由奔放に攻撃を支えた。
体をならすために、スナイデルも80分プレー。
後半になって、ほかのゲームメーカーとは違うところを随所に発揮。
やはり、インテルにはなくてはならないプレーヤーであることを感じた。
全体的には、安定感のある戦いで、最後に1失点したものの、危なげない勝利。
この十年近く、コッパはインテルの最も得意とするタイトルであるので、このまま勝利を積み重ねていただきたい。

today

今年初蹴り。
冬場は、グラウンドへ行くのが一番のハードル。
朝起きるのもさほど苦労ではないのだが、家を出て自転車でグラウンドへ行く途中の寒さが、本当にキツイ。
帰りはかなり体が熱くなっているので、全然問題ないのだが。
早く暖かくならないかなあ、と思うのだが、これからが寒さもピークへ向かうのだった。
12歳でメガネをかけ始めたのだが、15歳から42歳までコンタクトを使用していた。
現在は、3種類のメガネを使用している。
一番古いのは、そろそろ10年になるわけで、フレームもレンズ(一度入れ替えた)もかなりおつかれな感じ。
しかし、家にいるときは、ほとんどこの一番古いメガネをかけている。
やはりフィットしているってことだろう。
外出時には、同じフレームの色違いをかけているが、こちらは度が強くなっていて近くが見づらいので、書き仕事には向かない。
一番新しいのは、軽いので、ジョギングなんかのときに使う。
サッカーのときはコンタクト。
最近はほとんど行ってないが、水泳のときは度入りゴーグル。
読書&iPod touchを見るときは裸眼。
ちなみに老眼鏡は持っていない。

today

毎年高尾山に初詣に行く。
去年は10日、今年は11日。
もはや初詣とは呼べないかも知れないが、混雑の中行くのはどうも好きになれないので、毎年こんな時期になる。
今年も、参拝客よりは登山客、トレッキング客がほとんどで、のんびりと参拝できた。
高尾山には生まれた翌年にはもう連れてこられていたようなので、何かとご縁の深い山である。
年に一度しか訪れないが、もう欠かすことのできない年中行事となっている。
山の中を少し歩くだけで、かなりリフレッシュした気分になる。
自然と宗教が日本人にはとても近いところにあることを感じる。
今年は薬王院本堂までで戻ってしまったが、山頂までとは言わずとも、奥の院まではお参りしてきたほうがよかったかとあとで思う。
ケーブルカーで清滝駅まで戻って、高橋家で蕎麦。
これも毎年決まりのコース。
鴨せいろが気に入っている。

today

照明大御所からCWCのチケットを譲り受ける。
しばしサッカー談義。
思い返してみると、照明大御所とは現場でもそれ以外の場所でも、芝居の話をしているよりサッカーの話をしているほうが圧倒的に多い。
大御所はバルサとともに生きているし、こっちはインテルとともに生きている、という感覚がある。
どうしてこんなことになってしまったのか?
それはサッカーを好きになって、どこかのクラブを応援してみればわかる。
生きるということが、何よりもクラブとともにということになってしまうのだ。
試合だけではなく、クラブや選手の情報を日々追いかけるようになれば、よりクラブや選手への愛情が深くなって、離れられなくなる。
そして、それでいいのだと確信を持つようになる。
それが一生続く。
恋愛というより宗教に近いと言われるのはそのためだ。